今日は、大垣の染織家 所 鳳弘先生をお招きして、藍染体験をしました。
事務局の私は、今回で5回目の体験となりますが、素晴らしい晴天の中、過去一番鮮やかな藍色に染めることが出来ました。
藍染はお天気で染まり方が全然違うそうで、同じ時間染めたとしても全く違う色合いに仕上がります。
輪ゴムや、割り箸を使って模様を作りますが、みんな一生懸命に自分オリジナルの模様を考え、染め上がりもバッチリでした!
藍染の後、これまでの活動のほんの一部ですが、スライドを見せていただきました。
先生は、なんと50年にわたって日本の伝統工芸である組み紐や草木染を、欧米、アフリカ、中東など28カ国で延べ25万人の人達に伝えていらっしゃいます。
様々な国で、私たちが想像できないような状況で生きている子供達でも体験講座を通じて、笑顔を取り戻すことができる・・そんな活動をなさっています。
また、過酷な環境の中でも、自然の恩恵を受けていることに対する感謝する心を忘れないヨーロッパの人々のお話をお聞きすると、今更ながら地球環境について考えさせられます。
また、今年の6月には、これまでの活動の節目としてドイツ・ケルン市に海外活動の拠点となる組織を設立し、組織を『絹の架け橋』と命名されたそうです。
単に日本文化を伝えるのではなく、その国の素材や文化と混ざりあい、更に新しい文化になって続いていく。
日本の伝統文化でありながら、今回は本当に貴重な体験をすることが出来ました。